意外と簡単にできる虫歯予防!フッ素ケアの方法を知っておこう

虫歯が進行すると歯科医院に行って虫歯となっている歯を削り、歯型を取って被せ物をしたり、あるいは歯を抜くといった治療を行う必要があります。

そうなると痛い治療や、何度も歯科医院に通う手間や労力、お金をかけなくてはいけなくなります。

そこで重要になるのが虫歯を予防することです。

今回は、そのフッ素の働きからフッ素ケアの方法まで紹介していきます。

フッ素ケアの方法とは

虫歯予防に効果的であることが実証されている物質として、フッ素が挙げられます。

フッ素には、唾液に含まれるミネラル分、主にリンやカルシウムが歯に沈着する働きを促進させる作用があり、結果的に歯の表面のエナメル質を強化させる働きがあります。

加えて、歯を溶かす酸性物質の生成を抑える働きもあります。

初期虫歯に対しては、このフッ素ケアが非常に有効で、フッ素ケアを行うことで歯の再石灰化がうながされ、初期虫歯をなおせる可能性もあります。

ただこのケア方法には、綿密なブラッシングと日々のケアが欠かせません。
フッ素ケアをしたからと言って、日々のケアを怠っていては意味がなくなってしまいます。

フッ素ケアをする方法のうち、自宅で手軽にできる方法には以下の方法があります。

日常的な歯磨きにフッ素が配合されたハミガキを使用することで、虫歯の進行や初期虫歯のケア、あるいは健康な歯に対する虫歯予防を一度に行うことができます。

ドラッグストアなどで、ハミガキに配合されている成分を詳しく見ればフッ素が配合されているハミガキかどうかはすぐにわかります。

現在市販されている多くのハミガキには、フッ素が多少は配合されています。

気になったら、現在使用しているハミガキにフッ素が含まれているのか、成分表を確認してみましょう。

幼児向けや児童向けに作られているハミガキも同様に、ほとんどの製品にフッ素が含まれています。

その理由としては、乳歯や生えたばかりの永久歯は、成熟した大人の歯と比べてまだ弱いため、虫歯になりやすいのです。

そのため、日常的なフッ素ケアが欠かせないのです。

フッ素が配合されたハミガキを使う場合には、いくつか注意点があります。

ひとつは、1本1本丁寧に歯を磨くようなイメージで歯磨きをすることです。
そうすることで歯の隅々にまでフッ素の効果が行きわたります。

そして歯磨きが終わり口をすすぐときには、すすぎ過ぎないことがポイントです。
何故なら、せっかく歯に付着したフッ素の成分まで洗い流してしまう可能性があるからです。

歯磨きの後のうがいは、1回あるいは2回程度すすげば十分だと言われています。

何度も口をすすいで綺麗にしないと気が済まない、という人は、歯磨きの後にフッ素洗口液でうがいするとフッ素の効果がより期待できるでしょう。

フッ素洗口液を使う場合の注意点

いわゆる口の中だけでうがいをするぶくぶくうがいができない子どもは、洗口液を飲みこんでしまう危険性があるため、使用してはいけません。

フッ素を大量に飲みこむとフッ化物の急性中毒になる可能性も指摘されています。

もちろん1回分程度の量をすべて飲みこんだ程度では、フッ化物中毒になることはありませんが、万が一飲みこんでしまった場合は、すぐ牛乳を飲ませるようにします。

牛乳に含まれているカルシウムとフッ素が胃の中で結合すると無害の『フッ化カルシウム』に化学変化しますので、フッ化物中毒になるのを防ぐことができます。 

参考程度に申し上げますと、フッ化物中毒になってしまうフッ素の濃度は体重1kgあたり2mgです。

販売されているフッ素洗口液のうち、濃度が最も濃いものは1回量につき、フッ素が約6mg配合されています。

ですので、体重が3kg以上あれば飲んでもフッ化物中毒にはなりません。

体重3kgといえば、新生児の体重ですよね。
新生児には歯が生えていませんので、フッ素洗口液は必要ありません。

以上のように、市販の製品を使う上でフッ化物中毒になるリスクはそれほど高くはありませんが、飲みこまないことぶくぶくうがいをできない子どもにフッ素洗口液は与えないことが肝心です。

ハミガキだけではなく、フッ素が配合されたジェルも販売されています。

フッ素配合ジェルの使い方はフッ素が配合されたハミガキで歯を磨いた後、さらにフッ素配合ジェルを歯の表面に塗布するというやり方になります。

就寝前にフッ素配合ジェルを塗布することでより高い効果が期待できます。

フッ素配合ジェルを塗布するには、歯ブラシにジェルを乗せて通常の歯磨きと同様に歯を磨いていきます。

歯磨きが終わったら口をすすいではいけません。
フッ素が洗い流されてしまいます。

口の中に溜まった唾液やジェルを吐き出して終了です。