年代別で違う虫歯の原因と予防法

生後数か月で乳歯が生えてくると、誰でも虫歯の危険性があります。

小学校低学年になると次第に永久歯に生え変わりますが、子どもの永久歯はまだ歯として完成しておらず、それが完了するのは中学を卒業するころになってしまいます。

つまり、永久歯が生えてくる小学校低学年から中学校を卒業するまでの子どもの歯というのは、非常にもろく虫歯菌が出す酸の影響を受けやすい状態と言えます。

そのため、子どもの歯は虫歯ができやすいと言われています。
それは乳歯の時も同様です。

乳歯の段階ではまだ授乳期から幼児期ですので、自分で歯をしっかり磨くことは出来ませんね。

それに、一部では断乳の時期を遅くすればそれだけ虫歯になるリスクが高まる、あるいは夜間の授乳が虫歯の原因になるとも言われているようです。

ただしこれには母乳による授乳の場合、虫歯への影響はないという意見もあるため、断言することは出来ません。

重要なことは、乳歯が生えそろって断乳した後の幼児の歯磨きということになりそうです。

このように、まだ歯が完成していない子どもと完成している大人とでは歯に対するリスクも違うため、虫歯予防の方法も異なってきます。

では、年代別に見ていきます。

歯が完成していない子どもの虫歯予防法

歯が完成していない子どもの歯は大人と同じものを食べても虫歯のリスクが高いため、歯磨きの仕方はもちろん、食べるものとその食べ方にも注意が必要になります。

自己主張の激しくなる3歳ごろにお菓子や甘いジュースを与えすぎたりすると、虫歯になるリスクが高くなってしまいます。

特に幼児期は歯磨きそのものに抵抗感を持つ幼児が少なくありません。

幼児の歯磨きをするときは虫歯予防効果のあるフッ素が配合されたハミガキを使い、歯を1本ずつ歯間まで丁寧に磨くことを心がけながら、必ず保護者が仕上げ磨きをしてあげましょう。

ブクブクうがいができるようになったら、洗口液を使用することも効果的です。

幼児の歯は隙間が十分に開いているので、歯ブラシでも歯間を十分に磨くことができます。

歯磨きを嫌がる幼児に対して、1日に何度も仕上げ磨きをすることは保護者にとってはなかなか骨のいる作業になりますが、虫歯予防のためには必ずやってあげてください。

子どもに対して仕上げ磨きをいつまでするのか、という件については、少なくとも永久歯が生えそろうまではやってあげた方が良いと言われています。

それ以降は、歯垢の染色剤を使って分かりやすく磨き残しがなくなるまで磨ける習慣をつけさせてあげましょう。

歯垢の染色剤を使うと歯垢の存在や場所が子どもにもはっきりわかるので、しっかり歯を磨く習慣が付きやすくなります。

子どものうちに歯を隅々まで磨く習慣をつけておくと、虫歯予防にはとても効果的です。

歯が完成した大人の虫歯予防法

歯が完成したからと言って歯磨きを怠っているとすぐに虫歯になってしまいます。

実際に大人になっても虫歯がない人はほとんどいない、と言われています。

大人になってからの口内のトラブルというと虫歯の他に歯周病があります。
歯周病とは、磨き残した歯垢によって歯茎が炎症を起こしてしまう症状です。

治療をせずにほおっておくと最近が歯を支える骨を浸食してしまい、歯を失うことになります。

歯周病対策として有効なのは、上述した歯垢染色剤を使用することです。

目で見て歯垢の存在と場所が分かる上に一旦これを使用すると歯垢を落とし切らない限りは、歯が染まったままになってしまうので、綺麗にするまで迂闊に外出できなくなってしまいます。

少々荒療治のようですが、歯周病は繰り返すことも多い症状ですし、歯周病によってエナメル質には覆われていない歯の根元が露出してしまうと、虫歯が増える原因ともなってしまいます。

また、既に治療して被せ物をしているはずの歯でも虫歯になることがあります。
被せ物と歯の間から菌と糖分が入り込むことで酸が排出され歯が侵食されていくのです。

仕事をしていると、なかなか歯医者に頻繁に通うことは難しくなります。
ですので、大人こそ予防が重要になってきます。

そのためには、

・毎食後に必ず歯磨きをすること
・夜寝る前には出来れば染色剤などを使って歯磨きをし、自分でも明示的にわかるように歯垢を取りきること
・歯ブラシとデンタルフロス、歯間ブラシを併用すること

以上のことを習慣になるまで、実践することが大切です。